塩山地区は新温泉町の中山間棚田地域で、但馬牛と連携した稲わらの活用や土づくり等、地域資源を活用した循環型農業に力を入れています。
また、収穫祭や観察会等、交流活動や環境保全による地域活性化に取組んでいるほか、ため池事前放流や地すべり棚田地域の点検など、自主的な取組みによる防災減災強化に取組んでいます。
(写真) 収穫祭 観察会 和牛繁殖農家との連携
宮置地区は、姫路市の中山間地域で平成19年より活動を開始しました。多面的の共同活動を通じて、地域住民が理解を深めると共に、現在、担い手農家を中心に農地の集約を行い、圃場整備による大区画化の工事が進められ、ICTを利用したスマート農業の実現を目指しています。
また高齢化や少子化に備え、地域の多様な主体に活動への参画を積極的に促すと共に、地域住民と地域の未来について意見交換を行いながら、地域未来を見える化し、住民の理解をさらに深めてもらうような取り組みを行っています。
研修会の開催 近隣の小学生への田んぼの学校
活動事例集(一部抜粋)
三野畑地区では「しらっさん」の呼称で親しまれてきた白巣城跡や、里山を舞台に幅広い世代での地域交流が盛んに行われています。また、名産の玉ねぎをはじめ、うるち米、鴨肉なども特産品として販売し、販路の拡大にも積極的に取り組んでいます。新規就農者の受入も行われており、集落全体に活気が溢れています。
(写真)たまねぎ共同育苗床にて
委員長賞 下三井庄地区農地・水・環境保全向上活動の会(丹波市)
県下第1号の広域組織として、小学校区の全16集落98haがまとまって取り組んでいます。広域のスケールやメリットを活かして地域資源保全プラン策定や「田んぼダム」水田貯留の実施、環境保全等の取組を地域全体で行っています。
(写真)非農家・若手農家 草刈隊発足
知事賞 高柳広域水土里会(養父市)
委員長賞(地域づくり分野)中村区環境保全委員会(神河町)
委員長賞(環境創造型農業分野)波豆川農地環境保全会(三田市)
委員長賞(地域農業活性化づくり分野)山寄上農地保全協議会(多可町)
農地・水・環境保全活動をきっかけに営農組合を設立し、農地と農村環境保全活動を両輪で行ってきました。将来もコウノトリが飛来する美しい豊かな自然環境が守られるよう、環境保全型農業による安全・安心、高付加価値の農産物の供給基地を目指します。
(写真)ワークショップ方式での意見交換会
知事賞 内町環境保全組合(豊岡市)
委員長賞(豊かな農村環境づくり分野)岡農地保全会(上郡町)
委員長賞(【中山間】地域づくり分野)岩戸農地と里山を守る会(市川町)
委員長賞(地域農業活性化づくり分野)野上野地区あけぼの会(丹波市)
非農家を含めた地域ぐるみの協力体制が構築できており、農業法人(株)アグリ香寺を核に集落営農や新規就農など地域を挙げて農業の活性化に取り組んでいます。また、ため池や地域の歴史を書き継ぐ活動により、地域の愛着の醸成を図っています。
(写真)地域協働の環境保全作業
知事賞 行重農地・水・環境組織(姫路市)
委員長賞(豊かな農村環境づくり部門)南農地水環境保全隊(洲本市)
委員長賞(地域づくり部門)生野活動組織(神戸市)
委員長賞(環境創造型農業部門)豊倉町資源保全隊(加西市)
委員長賞(地域農業活性化部門)柏原地域資源保全部会(猪名川町)
ため池を「地域の財産」と位置づけ、水辺空間の保全・活用のため多くの地域住民や企業の参画を得て、ため池クリーンキャンペーン、オニバス観察会、かいぼり(里・海協働活動)など、ため池を舞台とする多彩な活動を展開しています。
(写真)野鳥観察会
平成20年度の創設以来、県と協働して農業の有する多面的機能の役割を伝える啓発活動を行っています。また、学校等で“ため池フォーラム”や“環境自然学校”等を実施し、子ども達に農村環境の大切さを伝える活動を実施しています。
(写真)小学校での環境学習公演の様子
知事賞 江井ヶ島ため池協議会(明石市)
知事賞 NPO法人メダカのコタロー劇団
委員長賞(豊かな農村環境づくり部門)上幡多農地・水・環境保全推進委員会(南あわじ市)
委員長賞(地域づくり部門)上ノ下水土里会(宍粟市)
委員長賞(環境創造型農業部門)三保農地水環境を守る会(朝来市)
委員長賞(地域農業活性化部門)中村農地保全協議会(多可町)
人里の景観は守ろう、基盤整備した農地は守ろうと、地域で力を出し合い守ってきました。その努力の結果、養父市の国家戦略特区の取組が功を奏し、能座区の全休耕田を活用し、酒米作りを行おうという特区事業者の受入となりました。
(写真)法面作業道づくり
知事賞 能座地区地域資源保全隊(養父市)
委員長賞(豊かな農村環境づくり部門)高畑地域づくり協議会(加古川市)
委員長賞(【中山間】地域づくり部門)山田区環境保全推進協議会(神河町)
委員長賞(環境創造型農業部門)坂本の自然を守る会(多可町)
委員長賞(地域農業活性化部門)尾崎東地区協議会(淡路市)
耕作面積14haのすべてをため池で賄っており、祖先からの貴重な財産として守っています。将来を見据え、次世代の女性・子どもを対象に豊かな自然とその恵みをため池で感じてもらうイベントも開催しています。
(写真)ため池池干し
知事賞 浅野美しい村づくり活動組織(市川町)
委員長賞(保全管理部門)休治みどりの会(上郡町)
委員長賞(豊かな農村環境づくり部門)十倉地区資源保全隊(三田市)
委員長賞(地域づくり部門)国岡協議会(稲美町)
委員長賞(環境創造型農業部門)多田農地協議会(多可町)
平成24年に営農組合を農業法人化し、『人・農地プラン』に取り組みました。農業の六次産業化、より健康になる作物の収穫、それらを地域の皆と一緒になって考え、10年後、20年後も安心して元気に暮らせるよう網引町を守っていきたいと考えています。
(写真)南網引湿原現地視察会
知事賞 網引町資源保全会(加西市)
委員長賞(保全管理部門)宮前ため池協議会(加古川市)
委員長賞(豊かな農村環境づくり部門)新ちゃん活動(南あわじ市)
委員長賞(地域づくり部門)真南条上環境保全向上活動委員会(篠山市)
委員長賞(環境創造型農業部門)ひぼこの大地を守る会(豊岡市)
平成24年度に集落営農組織を農事組合法人へ移行するとともに、水田での野菜生産の拡大(田畑輪換)が可能な地下かんがいシステムを整備し、岩津ネギの増収・高品質化をめざしています。
(写真)コウノトリ育む農法に取り組むほ場
知事賞 久田和環境保全会(朝来市)(PDF:804KB)
委員長賞 (保全管理部門)河内農地水環境対策活動組織(淡路市)(PDF:882KB)
委員長賞 (豊かな農村環境づくり部門)鶉野中町環境保全隊(加西市)(PDF:882KB)
委員長賞 (地域づくり部門)安賀農地水環境保全組合(宍粟市)(PDF:882KB)
委員長賞 (環境創造型農業部門)稲畑地区農地・水・環境保全向上活動の会(丹波市)(PDF:882KB)
営農組織と自治会が力を合わせ、草刈りや農道の補修などを行うほか、営農組合が大根、人参の加工、奈良漬の販売など6次産業化を進め、自治会の「コスモス祭り」で加工品を提供するなど連携が拡大しています。
(写真)営農組織と自治会による農道の補修活動
委員長賞 (保全管理部門)大木町農地水環境保全委員会(西脇市)
委員長賞 (豊かな農村環境づくり部門)下内膳農地水環境保全隊(洲本市)
委員長賞 (地域づくり部門)阿曽里づくり活動組織(太子町)
委員長賞 (環境創造型農業部門)伊佐環境保全隊(養父市)
「古川町10年後を考える会」を発足させ、農地・農業用施設を含めた町一帯の管理体制が構築し、集落営農を将来ビジョンに掲げた「チャレンジ型農業」を目指して体制強化を図っています。
(写真)水路の清掃活動
但馬牛の堆肥散布による土づくりに取り組むほか、減農薬(50%以上削減)、有機質肥料施用による特別栽培米コシヒカリ「うみゃ~なぁ~」の生産販売に取り組んでいます。
(写真)標高400mの海上地区の棚田風景
委員長賞 (共同活動部門)切畑環境保全の会(宝塚市)
委員長賞 (共同活動部門)大杉環境保全推進協議会(養父市)
委員長賞 (営農活動部門)菅野農地水環境保全活動組織(神戸市)
遊休農地のゼロをめざして、食用・搾油用・観賞用の菜の花を栽培したり、子供会が中心となりコスモスを育て、秋には高齢者支援団体と協力してコスモス祭りを開催しています。
(写真)遊休農地を解消のための菜の花の栽培
環境創造型農業『コウノトリ育む農法』で栽培した水稲は、平成18年の1haから13haに拡大し、地域特産物の黒大豆も、75%農薬を減らした「コウノトリ育む農法の黒大豆」として出荷しています。
(写真)コウノトリ育む農法・黒大豆の中耕除草作業
委員長賞 (共同活動部門)池尻町農地・水環境保全活動会(小野市)
委員長賞 (共同活動部門)小河活動協議会(相生市)
委員長賞 (営農活動部門)高畑地域づくり協議会(加古川市)
絶滅危惧種であるアサザが自生できるように育成ヤードの整備や、天満大池を貴重な財産と認識し、クリーン作戦や水質を浄化してくれるカラス貝の放流等、水辺環境の改善に取り組んでいます。
(写真)天満東小学校児童によるアサザの保全活動
営農組合を中心に特別栽培米(夢たんば 22.6ha)、小麦(5ha)、小豆(11ha)の生産に取り組むほか、農村ボランティア受け入れによる農業体験提供などの交流活動を通じ、情報発信しています。
委員長賞 (共同活動部門)高岡地域活動協議会(加東市)
委員長賞 (共同活動部門)野上野地区あけぼの会(丹波市)
委員長賞 (営農活動部門)実楽地区協議会(三木市)
景観形成活動として企画した田んぼ絵「丹波竜」の活動は、地域の活性化につながり、世代間、組織間、農家・非農家間の強いつながりができました。
(写真)田んぼ絵・丹波竜
浅間区では、①紙マルチ栽培(無農薬)、②コウノトリ育む農法(農薬1/4)、③つちかおり米(農薬1/2)の3種類の技術を組み合わせた環境にやさしい米作りを進めています。
(写真)紙マルチ田植えによる雑草の抑制
委員長賞 (共同活動部門) 余田花の日の里(福崎町)
委員長賞 (共同活動部門) 鮎原下農地・水・環境保全隊(洲本市)
委員長賞 (営農活動部門) 真南条上環境保全向上活動委員会(篠山市)