平成26年度から、これまでの「農地・水保全管理支払交付金」が見直され、多面的機能の維持・発揮を図るための「多面的機能支払交付金」がスタートしました。
兵庫県では、約2,000の活動組織において、地域共同による農地・農業用水等の資源の保全管理や農村環境の保全向上、老朽化が進む農地周りの水路等の施設の長寿命化などの取り組みが行われています。
農村地域においては、農家の減少や高齢化などの進行に伴い、国土の保全、水源のかん養、景観形成等の多面的機能の発揮が低下し、農地や農業用水などの地域資源の維持管理に対する担い手の負担が増大し、担い手の規模拡大が阻害されることが懸念されています。
このため、本制度では、地域活動や営農の継続等に対して支援を行い、農業農村の多面的機能の維持・発揮と担い手の育成等の構造改革を後押しします。
地域住民が共同で行う農地法面の草刈り、水路の泥上げなどの地域資源の基礎的保全活動や農村環境の保全活動、多面的機能の増進を図る活動のほか、施設の補修・更新による施設の長寿命化を図る活動など地域ぐるみで行う活動を支援します。